一級建築士事務所ヒマラヤ
久野啓太郎/ヒサノケイタロウ
神奈川県逗子市逗子7-1-57 カイナル逗子601
9月に入り逗子海岸海水浴場も営業期間終了。海岸を埋め尽くした海の家は解体作業真っ最中です。とはいうものの今年はまだまだ気温が高く、海には海水浴客やウインドサーフィンで遊ぶ人が大勢います。空もまだまだ青くて秋の空ではないですね。
]]>
https://www.instagram.com/explore/tags/山中研究室プロトタイプ展2018/
せっかくなのでパンフレットの画像を一部だけ。
]]>
原宿GYREで開催されていた「落合陽一、山紫水明∽事情無碍∽計算機自然」展に行ってきました。昨今メディアなどで話題の落合陽一の個展。タイトルになじみのない記号が入ってますが「∽ 相似」です。それが分かるとなんとなく展示の意図が見えてきます。
エントランスの正面には和風な印象の格子丸窓が設置され、内部で展示されている光が特殊なガラスで変換されて変化している。
鏡面に仕上げられた複雑な三次元造形のオブジェが台からすこしだけ浮いて回転している。写真右手の壁面一面にプロジェクションされた抽象的な模様や光が回転する鏡面に反射して複雑に変化する。金属質の物体が安定して浮いて回転している姿に興味をひかれた。
部屋の中に透明な糸で特殊な薄いガラスが吊られている。風景が切り取られ、ガラスを通した部分だけ風景が像をゆがめている。枠はなく素材としてとても薄いのでガラス自体の存在が限りなく消されているが残念ながらどうしても透明な糸と穴が意識に入ってきてしまい、結果、昔ながらのレンズ板に見えてしまう。
全体にアートとしてみるにはちょっと地味で、、、もう少しエッジの効いた最先端のテクノロジーの一端を感じたかったが少々肩すかし。それとも理解する能力が乏しいのか(笑)
]]>ブルーパール、、懐かしい響きです(笑)京都駅などの現場では壁面を石張りでデザインしていました。その時に特別な場所に使う石としてよく登場していた石種なのです。一見、黒いのですがその中の青い雲母状の模様が角度によってキラキラと輝いてとても上品で奇麗な石です。
]]>
彼女の作品の展覧会は何度か見に行っているが、真骨頂でもあるライフペインティングは初体験でした。イベントスペースには照明やDJブースなどが設置されちょっとしたステージができていて、そこにキャンバスがおいてある。時間になると、照明が変わり音楽に合わせ入場。真っ白なキャンバスに踊りながら素手で色をのせていく。一時間ほどで書き上げられた。音楽に合わせ、気持ちを豹意させながら書くその様はちょっとした儀式のようでもあった。
]]>
表側は建物のボリュームを大胆にカットした吹き抜けに斜めの動線が挿入されいたりと、構成自体にさほど新しさは感じないが、色味と素材、ディテールがうまく検討されているため、なかなか気持ちよくまとめられている。
立地からして線路側は裏側としてデザインはあきらめて処理しがちだが、ここでは小さな店舗が外側に向けて挿入され、小道に面した露店のようなたたずまいを見せている。また、陰影のある外壁が公園の緑の背景としてうまくデザインされている。施設のエントランスは小ぶりにされ、表側とスケール感を変えることで街並との調和を保っている。
ここでも屋上は無料で解放されている。ウォールグリーンでぐるりと覆われ、その下がスリット状に視界がひらけ銀座の街並を望めるという構成だ。いわゆる屋上庭園とはひと味違っていて、囲われた落ち着きのある不思議な空間となっていて居心地がよい。
]]>
こちらがそのユニクロ。向かいのGINZA SIX屋上から見下ろしたアングルです。
]]>
基本設計と外観デザインは建築家の谷口吉生。上部オフィス部と下部の有名テナンの独自デザインと上下二層のデザインとなっている。「ひさし」と「のれん」をイメージしたというが、正直、巨大な直方体のボリュームの存在感が大きすぎて、表面デザインだけでは建築的な深みの表現には限界があるという感じだった。とはいえ、様々な素材がキッチリと張り分けられたその取り合いなどはさすがディテールにスキがない。
昨今の巨大な建築のトレンドは無料で公共スペースを提供することで、快適に座れる場と緑が必須だが、ここの屋上はびっくりするくらいの植樹がなされた広大な屋上庭園として無料で解放されていた。水盤や芝生が配された空間にオープンなバーなどがあってとても気持ちがいい。訪れた日は平日で比較的すいていたこともあってとても快適だったが、週末など世界中からの観光客であふれ帰ることを考えるとどうなるのだろう。とも感じる。
]]>一日中雨が降って鬱陶しい天気でしたが、その雨も夕方には止み西側の雲がはれてきました。厚くたれ込めた雲と暗くなりかけた街並と海の間に、明るい空が印象的なコントラストで現れました。
その後、空は劇的に変化して奇麗な夕焼けとなりました。
逗子海岸は西側に向いているので、空がとても広く見えます。
そのため夕焼けもとても雄大です!
夏休み返上で週末にプレゼン案をまとめあげてやっと一息。今日は久々に愛機に火を入れました。
どこ走ろうか悩んだあげく、雨も心配だったので結局、近所を気ままにライディング。
万一にそなえてそれなりに厚着してのライディングは正直暑いし、エンジンからの熱も熱い。クラッチは重たいし、2ストは煙たい、、、端から見てるととても快適とはいいがたいけど、それでも最高に気持ちいい!!ついついアクセル開けちゃいますな!
これが貴重な断面図。こういう図面はなかなかに興奮します(笑)
]]>
今回の展示内容でひとつ面白く思ったのは「プロトタイプと大量供給」というテーマで、世界的に見ても特異な住宅の作り方である、日本のハウスメーカーという業種の先駆けともいえるセキスイハイムによるプレハブ住宅が建築家による住宅と同列に展示してあったことだ。そこから現在の無印良品による住宅までが展示してあった。ここから発展して、いわゆる日本初のプレハブ住宅からハウスメーカーの隆盛にいたるまでをテーマにした学術的な研究に特化した展示がもっとあってもよいのではないかとは思った。それはすなわち、現代の日本の大多数の住宅を供給しているハウスメーカーでの住宅づくりへの一石を投じ、日本の街並みの風景を陳腐なものにしてしまったことへの反省と今後の家づくりを考える一歩となるのではないだろうかと思う。
しかし、全体的に見渡して、展示の内容にはついては住宅のセレクトが体系的に本当に重要なのだろうかと思うような奇抜としかいいようのない住宅も多く取り上げられていて少し疑問に感じた。その割に、なぜあの住宅がないのだろうかというものもあり、恣意的で偏った印象をもった。特に現代の住宅はただ変わった家を寄せ集めたという感じがあり大変残念だった。
]]>
つい4月にも汐留で「日本、家の列島―フランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン―」展が開かれていたばかりだ。「日本、家の列島」展では、4人の日本通のフランス人がセレクトした日本の近現代の住宅建築が、模型や図面、写真、映像などで紹介してあった。どちらの展覧会も内容的には似たようなコンセプトだが、汐留の展覧会のほうが建物のセレクト、展示構成、模型の統一感など、全体としての洗練さは上に感じられた。
しかし、戦後の住宅をとりあげた展覧会というと、2014年に埼玉県立近代美術館で開催された「伝説住宅」展は展示の内容や質はもちろん展示方法などもとても刺激的で素晴らしかった。それに比べると今年の展覧会は全くかなわない。
]]>